2011年1月16日日曜日

中野:中野光座


中野光座の正面


昨年の四月まで、中野南口の五叉路に『中野光座』という名画座があった。
2階が映画館(もちろん、二十年くらい前に廃業)。下が『中野センター』、判子屋だの、赤提灯だの、小商いする店がある

今は取り壊されてマンションが建とうとしている。
以前友人のマスダユタカ氏に言ったら、
それを撮って「フォト・ポ」にしたと、
突然嬉しいプレゼントが送られてきた。





写真をポップアップで展示する、ということなんだけど、
私にすると、飛び出すカードっていう感じです。
(以下マスダ氏のフォト・ポページ、中野駅というのが、光座のやつ)
http://homepage2.nifty.com/hmobox-yuuside/index%2Cgerma%2Cphotopo.html

私の下手な写真だと
分かりづらいけど、
しっかり街に溶けこんでた光座がこの「フォト・ポ」に残されている。

とても嬉しいものでした。


光座の脇面、「清和堂印舗」。上のフォトポになっているところ

2011年1月3日月曜日

遠山

お正月に、群馬の太田を歩いていると周囲はずっと遠山なのでした。
関東平野のはじに秩父の峰、妙義山、浅間、榛名、赤城、ずっと東北には那須か福島の山。
大きな山がひたすら連なっている。

好きな言葉に遠山というのがあります。
山が前後に連なっていると、手前から奥まで山々が暈されてかすんで見える。
そういうのを「遠山」とか、「遠山がすみ」とかいうそうです。

その言葉は知らなかったけど、山の連なりをみているのは大好きでした。
ちょっと王朝の頃の貴人のかさねの袖の色合いを思わせます。
もしかして、遠山から十二単の袖口はできたのかもしれない。

遠山の眺めをじっと観ているのは、本当に面白い。
私は空や雲を眺めるのが好きですが、遠山も本当に面白いものです。
 ずっとみていると広がりを感じさせます。