2011年1月3日月曜日

遠山

お正月に、群馬の太田を歩いていると周囲はずっと遠山なのでした。
関東平野のはじに秩父の峰、妙義山、浅間、榛名、赤城、ずっと東北には那須か福島の山。
大きな山がひたすら連なっている。

好きな言葉に遠山というのがあります。
山が前後に連なっていると、手前から奥まで山々が暈されてかすんで見える。
そういうのを「遠山」とか、「遠山がすみ」とかいうそうです。

その言葉は知らなかったけど、山の連なりをみているのは大好きでした。
ちょっと王朝の頃の貴人のかさねの袖の色合いを思わせます。
もしかして、遠山から十二単の袖口はできたのかもしれない。

遠山の眺めをじっと観ているのは、本当に面白い。
私は空や雲を眺めるのが好きですが、遠山も本当に面白いものです。
 ずっとみていると広がりを感じさせます。

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